経営者の頭の中には将来ありたい姿のビジョンや青写真があります。そのビジョンを実現するためには経営計画を策定し、計画的な行動を実施していくことが不可欠です。経営計画の策定は経営資源を最大限に活かし、会社を共通の目標に向けて成長させていくことにつながるためです。また、経営計画を策定することは企業や法人の方針の明確化と浸透を図ることにもつながります。
計画策定の手順
①現状分析
決算書を用いた経営分析、SWOT分析による環境分析など通じて現状分析を行います
②ビジョンの検討
企業や法人が今後どのような方向に向かっていくのか、ビジョンを検討し明確化します。ビジョンを検討するにあたっては、先に行ったSWOT分析の結果を踏まえて行います。機会に対して自社の強みを生かすことが第1に検討すべきであり、弱みや脅威に対してどのように対応するかも検討が必要です。
③経営戦略と数値目標・行動計画の策定
ビジョンを実現するために、具体的にどのようなことをしていくのか経営戦略を作成します。また、進捗や達成度を客観的に評価するために、数値計画を立てることは不可欠です。数値目標として、収入や費用、利益、利益率、人件費率など図るべき指標を定めます。 そして、確実に戦略を実行していくために「誰が」「なにを」「いつ」するのかが明らかな行動計画を作成します。